簿記3級取得への記録 簿記とは②

3級簿記

本記事は、sakuramochi自身が「日商簿記3級」を取得するための備忘録としています。

【借方(かりかた)と貸方(かしかた)】

簿記に関する多くの書類(帳簿を含む)は、左右に区切られた形式をとっています。
(下の図のように)

左右、それぞれに呼び方があり、

・左側:借方(かりかた)
・右側:貸方(かしかた)
 と、呼びます。

、、、、ん?あれ?と思った私を含めた皆さま。そうなんです。
「借入金」という項目は左側の「借方」ではなく右側の「貸方」にあるのです。
(借りてるのに…)

しかし、これは間違っているのではなく、
この表はお金を出資している(銀行)の視点から読み解くのがポイントなのです。

預金」すなわち銀行が預かっているお金というのは銀行からすると
返さなくてはならないお金、つまり当社(私たち)から”借りてるお金”なので「借方」(左)なんです。

逆に「借入金」というのは当社(私たち)からみると借りてるお金ですが、
銀行からすると貸している、つまり貸し付けているお金なので「貸方」(右)なんです。

少しまぎらわしいですが、「簿記とは①」で記載したとおり、
この財務諸表を誰に見せるためのものかを考えると読み解く手助けになります。

ちなみに、覚え方はひらがなで「かり」「かし」と書いたときの
ハネの向きで覚えることができます。

 

【会計期間】

企業は通常、1年ごとに期間を区切って決算(1年間の取りまとめ)を行い、
財務諸表を作成します。

・区切られた各期間を「会計期間
・各会計期間の開始時点を「期首
・各会計期間の終了時点を「期末(決算日)
・期首から期末までの間を「期中

と、呼びます。

また、現在の会計期間を「当期」、その前の会計期間を「前期」、次の会計期間を「翌期」と呼び、
全て期首から期末までの間を「当期中」「前期中」「翌期中」と言います。

 

【記号/略語】

・B/S(ビーエス):貸借対照表。”バランス・シート”の略。

・P/L(ピーエル):損益計算書。”プロフィット&ロス”の略。

・F/S(エフエス):財務諸表。”ファイナンシャル・ステイトメント”の略。

・T/B(ティービー):試算表。”トライアル・バランス”の略。

・△:マイナスを意味する。(”ー”の場合、漢数字と間違いやすいため)

※ちなみに、金額の桁へつける「,(カンマ)」は記載するのが簿記では常識。

 

 

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